患者様の名前を何度呼んでいますか?」
突然ですが、簡単な質問をします。
仮に1日に30人の来院があるとしましょう。
まず先生の治療院では何回、患者様の名前を呼べていますか?
想像しながら、数を数えてみてください。
1人治療院の先生なら、1人×30人=30回。
受付さんもいるなら、2人×30人=60回。
そんな感じでしょうか。
でも、この数より少ないなんてことは整骨院、整体院などの医療施設として、あってはならないことだと思います。
名前を呼ぶとこんなメリットがある。
またまた質問です。
自分も含めて10人ほどの集団で集合写真を撮ったとします。
皆さんはできあがった写真を見て一番最初に誰を探しますか?
多くの方が『自分』と答えます。なぜ自分なのでしょうか?
皆、口では「自分なんて」と言っておきながらも心の奥底で自分のことが好きだからです。
自分に関心があるからです。
そして人は、自分に関心を持ってくれる人に好意を抱きます。
名前を呼ぶ。
たったそれだけのことで「私はあなたに関心がありますよ」と言うことを伝えることができます。
多くの治療院が意識して名前を呼んでいない。
マクドナルドやサイゼリヤなどは、お客様の名前は分からないので名前を呼ぶことはありません。
でも私たち治療院は問診等の際に必ず名前を記載してもらったりしています。
名前を知らずに治療に入ることはほぼあり得ません。
にもかかわらず、患者様の誘導やお会計の際に「○○さん、どうぞ~」と言ってお名前を呼ぶ以外は呼ばない所が多いのではないでしょうか。
スタッフ間でも使える。
治療院のスタッフ同士で挨拶をしない、なんていうところはないと信じたいです。
挨拶はされているものとしてお話しします。
挨拶はしているけれど
「○○先生、おはようございます。」
「○○さん、こんにちは。」
「○○君、お疲れ様。」
と、名前をつけて挨拶をされることは少ないのではないでしょうか。
「あなたに関心がありますよ。」そう届ける意味でも名前をつけての挨拶はかなり効果的です。
“プラス1運動”してますか?
馬越の経営する治療院では、スタッフが名前を呼びながら挨拶し出社したら必ず握手をします。
さらには”プラス1運動”と言って「○○先生、おはようございます。今日も素敵な笑顔ですね」というように、挨拶プラス1の声かけをします。
患者様も一緒です。
名前、挨拶、プラス1。
必ず反応が変わります。
治療中も名前を呼ぶ。
「炎症が起きてますね。」と言うより「○○さんの体は今炎症が起きてますね。」と言ってもらえた方が患者様も自分のために言ってくれている、と感じやすくなります。
「明日来れますか?」よりも「○○さんの状態でしたら、□□な状態なので明日来れますか?」と言われた方が来院したくなります。
多すぎても変ですが、名前はできるだけたくさん呼んで差し上げましょう。
挨拶の時も問診でも治療中でも見送りでも名前を呼びながらしてみましょう。
コメント